『この人賢いな』と思われるPLの特徴
12/22 2025
カテゴリー:実践・技術寄りのテーマ
ChatGPTによるこの記事の3行要約
- TRPGで「賢い」と思われるPLは、知識量や演技力ではなく、行動や発言にちゃんと理由がある人。
- 「なんとなく」動かず、状況・感情・物語の流れを考えたうえで、今これを選ぶ意味を自分の中で持っている。
- 難しい言葉や設定を使わなくても、考えてプレイしている姿勢そのものが、周囲に「この人、頭いいな」と伝わる。
1. なぜ「賢く見える人」と「浅く感じる人」がいるのか
これはTRPGの話でありながら、同時に現実の話でもある。
私は過去に、仕事で多くの中高生と接してきた。
その中で、こう思ったことが何度もある。
「内容は他の子とほとんど同じなのに、なぜかこの子は賢く見える」
同じように「頑張りました」「工夫しました」と話す生徒でも、話し方や言葉選びではなく、『思考の跡』があるかどうかで伝わり方がまったく違う。
この視点は、TRPGにもほとんどそのまま通用する。
- セリフのテンポがよくてノリもいい
- キャラ設定がしっかりしてる
- 他のPLとの絡みも上手く回している
そんなPLでも、セッションを終えた後に「あれ?印象に残ってないな…」と感じることがある。
逆に、派手なことはしていないのに「なんかこの人のプレイ、心に残るな」と思わせる人もいる。
違いは何か?
『考えた跡』があるかどうか。
これは演技の上手さではなく、『思考の深さ』の話だ。
2. 賢く見える人は「選んで」動いている
本当に印象に残るPLは、「なんとなく」では動かない。
- なぜそのセリフを言ったのか
- なぜその行動を選んだのか
- なぜ今、それを演出しようとしたのか
すべてに「理由」がある。
たとえば、NPCとの会話であえて話をそらしたとき。
それが単なる茶化しじゃなくて、「PCが真実を知るのを怖がっている」という裏の感情と結びついていたら、その一言には重みが出る。
誰にも説明していないとしても、「ちゃんと考えてそこに至った」ことは、言葉の間、沈黙の選び方、演技の間ににじみ出る。
そして人は、その『痕跡』に惹かれる。
3. 「問いを立てる人」は、成長する
仕事でもTRPGでも、共通して「賢い」と感じる人は、問いを持っている人だった。
- なぜこのPCはこう思ったのか?
- なぜ自分はこの言動に違和感を持ったのか?
- なぜこの卓は居心地がいいのか/悪いのか?
そういう問いを自分の中にちゃんと持てている人は、思考がどんどん深くなっていく。
一方で、「なんとなく」で動いている人は、いつまでもその場のテンションとノリに頼ってプレイすることになる。
その違いは、時間が経てば経つほど『味』として差になる。
たとえばセッション後、「今日のセッション、なんで盛り上がったんだろう?」と振り返る人。
こういう人は、次の卓で確実に一段階成長している。
自分のプレイに『なぜ?』を持てる人は、必ず上達する。
4. 物語の中心にいるのに、印象が薄い人たち
キャラ設定が壮大だったり、セリフ回しが妙にキレキレだったり、
一見「中心人物っぽい」プレイをしているのに、印象が薄い人。
こういう人に共通するのは、内的ロジックが希薄なことだ。
- なぜその設定を盛ったのか?
- なぜその過去を背負わせたのか?
- なぜそのタイミングで叫ぶのか?沈黙するのか?
そこに『問い』がなければ、どんなに派手でもただの飾りになってしまう。
逆に言えば、セリフが短くても、設定がシンプルでも、思考の裏付けがあるキャラは強い。
「この子が今こう言うのは、そういう生き方をしてきたからだ」
そう思わせられるキャラは、必ず印象に残る。
5. 短く話せる人は、思考が整理できている
「話が短い人ほど、本質をつかんでる」と感じることが多い。
- 余計な話をしない
- エピソードを盛りすぎない
- その場の空気を読み、「必要なぶんだけ語る」
これができる人は、頭の中で『整理整頓』ができている。
無駄を削ぎ落とした言葉には、『考えた跡』がある。
だからこそ、シンプルでも伝わる。
そして周囲は自然と、「この人ちゃんとしてるな」と思う。
長々と設定を語る人より、一言で本質を突く人のほうが卓では圧倒的に頼りになる。
6. 学歴や教養ではなく、『考える姿勢』が大事
一つ誤解しないで欲しいのが、「賢い」というのは学歴や知識量の話じゃないということ。
TRPGで「この人、頭いいな」と思われるのは、難しい言葉を使う人でも、歴史に詳しい人でもない。
「ちゃんと考えてプレイしている人」だ。
- 中世ヨーロッパの知識がなくても、キャラの感情を深く掘り下げられる人
- 難しい単語を使わなくても、状況を的確に把握して動ける人
- 専門用語を知らなくても、物語の本質を見抜ける人
こういう人たちは、教養ではなく『考える姿勢』を持っている。
知識は後からいくらでも増やせる。
でも、『考える習慣』は、自分で意識しないと身につかない。
だから、「自分は頭よくないし…」なんて思わなくていい。
『なぜ?』を忘れずにプレイするだけで、あなたは確実に賢く見えるようになる。
最後に
「賢そう」と「本当に賢い」は、違う。
そして、TRPGにおいて『本当に賢い』と思われるPLは、セリフ回しが上手い人でも、知識が多い人でもない。
『ちゃんと考えてプレイしている』人だ。
キャラの行動ひとつに理由があり、セリフの裏に思考があり、空気の中に選択の気配がある。
そういう人がいたら、卓の温度は一段階上がる。
だから「うまく見せたい」なんて思わなくていい。
「考え抜いて選んだこと」が、最終的にプレイヤーの『深さ』になる。
表現のキレより、思考の跡。
派手さより、選択の理由。
それが、「この人、賢いな」と思われる人の共通点だ。
最終更新日:2025年12月22日

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