秘匿処理待機中の会話
5/18 2025
カテゴリー:セッション外のふるまい・準備編

1. そもそも秘匿処理中って、空気がむずかしい
セッション中、誰かが個別で処理を受ける時間が発生することがあります。
- 背景設定が開示される
- 特別な情報をGMから渡される
- ひとりだけイベントに巻き込まれる
──いわゆる『秘匿』処理の時間。
このとき、残りのプレイヤーが何をしていればいいのか、地味に悩むものです。
- 喋っていいの?
- どこまでネタバレになるの?
- なんか静かにしすぎても逆に気まずくない?
この「場をどう保つか」が、実は非常に高度な『場のコントロール』の時間になります。
2. 【OKな話題】雑談とセッション周辺トーク
秘匿待機中、基本的に問題ない話題は以下のようなものです。
◉ 軽い雑談(ゲームと関係ない話)
- 「今日って涼しいね〜」
- 「このBGMいいな、どこから見つけたんだろ」
- 「この間のセッション、めっちゃ盛り上がってたらしいね」
→ 緊張感をほどよく緩める、軽いアイスブレイク的な会話は◎。
◉ セッションの感想(ネタバレを含まない範囲)
- 「このNPCの雰囲気いいよね」
- 「みんなキャラ濃くて動かしやすいな〜」
- 「GMの演出、今日冴えてる気がする」
→ 盛り下がらない程度に、場の熱を保つ話題がおすすめ。
3. 【NGな話題】情報共有・伏線の予想・キャラの行動理由
絶対に避けた方がいい話題は、以下のようなものです。
× キャラの心理・設定を深掘りする話
- 「あの時なんであんな行動したの?」
- 「今、何か知ってる顔してたよね?」
- 「あの時、秘密技能振った?」
→ 秘匿情報と絡みやすく、伏線の匂いが強すぎる。
→ 結果としてメタ読みを促してしまう恐れあり。
× 情報整理・考察・今後の行動相談
- 「今分かってる情報、整理しておこうか」
- 「あのルートは罠っぽいよな?」
- 「次どう動くか決めとこう」
→ まだ秘匿処理が終わっていない人を『置き去り』にする形になる。
→ 情報格差が生まれ、不公平感につながる可能性。
4. 【黙っていてもいい】沈黙は悪じゃない
秘匿処理中に無言になること自体は、まったく悪くありません。
特に緊張感のあるシナリオやホラー系、シリアスな卓では、あえて『静かな待機』が空気作りに貢献することもあります。
ただし、気まずい沈黙になりそうなときは──
- 「いま、どんな顔してるんだろうね(笑)」
- 「いやー気になるな……何が起きてるんだろう」
といったちょっとだけ『観客視点』のつぶやきで柔らかく埋めるのもアリです。
最後に
秘匿処理中は、「今、喋っていいのかな……」と悩む時間。
でも大事なのは、『その場にいる人が置いてけぼりにならないようにする』こと。
- 雑談で場を温めるのもよし
- 静かに雰囲気を保つのもよし
- 空気を読みながら、情報に触れすぎない会話を選ぶのがベスト
それができるだけで、『場を壊さずに待てるプレイヤー』として、全員にとって安心できる存在になります。
最終更新日:2025年7月28日