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ChatPTによるこの記事の3行要約

  • 「昔はこうだった」という主張は、今を楽しんでいる人の遊び方を否定する『無自覚な攻撃』になりやすい。
  • 歴史や正しさを語ることより大事なのは、『その卓が楽しいかどうか』を尊重する姿勢だ。
  • 文化は変わり続けるもので、自分の価値観を押し付けず住み分けることこそ成熟したプレイヤーの態度である。


1. 「昔はこうだった」の一言が、場の空気を変える

私が今メインで遊んでいるのは、クトゥルフ神話TRPG(CoC)だ。

CoCは、なかなか長い歴史を持つシステムだ。
版を重ねるごとにルールも変わり、遊び方も変わり、文化も変わってきた。

そして、変わるたびにこんな声が上がる。

「本来のCoCは、こうじゃない」
「昔はもっと、ホラーだった」
「今のCoCは、ヌルい」

言いたいことは分かる。
あなたが愛した「あの頃のCoC」があって、それが今と違うことに違和感がある。

でも、その言葉を口にした瞬間、今を楽しんでいる人たちの笑顔が少しだけ曇る。


2. 主流は変わる。それが文化だ

どんなシステムも、時代とともに変わっていく。

遊ぶ人が変われば、遊び方が変わる。
配信文化が浸透すれば、見せ方が変わる。
新しいサプリメントが出れば、ルールが変わる。

それは、当たり前のことだ。

CoCだって、昔と今では全然違う。

昔は「探索者が死ぬのが当たり前」だった。
狂気に蝕まれ、クトゥルフの恐怖に飲み込まれて終わる。それがCoCだった。

でも今は違う。

探索者同士の絆を描く卓もある。
推理を楽しむ卓もある。
ハッピーエンドを目指す卓もある。

それが、今のCoCだ。

「昔はこうじゃなかった」と言いたくなる気持ちは分かる。
でも、それを言ったところで、時代は戻らない。

主流は移り変わる。それが文化の自然な流れだ。

その流れに逆らい続けるのは、正直、見苦しい。


3. 「実際は…」という善意の補足も、余計なお世話

ここで厄介なのが、こういうタイプだ。

「今のCoCも楽しいと思うよ!でも実際は、もっとホラー要素が強かったんだよね」
「君たちの遊び方もいいんだけど、本来のルールだとこうなんだよ」

一見、優しく語りかけているように見える。
否定してないし、むしろ肯定してるじゃないか。
そう思うかもしれない。

でも、それも同じだ。

なぜなら、その「実際は…」という言葉の裏には、こんなメッセージが隠れているからだ。

相手が求めてもいないのに、わざわざ「補足」する。
それは親切のつもりかもしれないけれど、正直、余計なお世話だ

「今のもいいんだけど…」という前置きは、ただの保険にすぎない。

その後に続く「でも実際は…」の一言が、相手の楽しみに静かに水を差している。


4. 楽しくやってんだから、口を出さないでほしい

TRPGは、自由な遊びだ。

ルールブックに書いてあることだけが正解じゃない。
各卓が、それぞれの楽しみ方をしていい。

それでいいじゃないか。

誰も困ってない。
誰も迷惑をかけてない。
みんな楽しくやってる。

なのに、なぜわざわざ横から口を出すんだろう?

「それは本来のCoCじゃない」
「それはルール的に違う」
「昔はこうだった」

あなたが正しいかどうかなんて、正直どうでもいい。
あなたの知識が豊富かどうかも、関係ない。

大事なのは、その卓が楽しいかどうかだ。

楽しくやってる人たちに、わざわざ水を差す必要がどこにある?

あなたの「正しさ」は、誰も求めていない。


5. 同じシステムでも、住み分けをしてほしい

「でも、ルールを正しく守らないと、卓が破綻するでしょ?」
「初心者が間違った知識を覚えたら、困るでしょ?」

確かに、ルールの統一は大事だ。
でも、それはその卓の中だけで統一されていればいい

他の卓が、どんなハウスルールで遊んでいようと、それはその卓の自由だ。

あなたがホラー重視のCoCをやりたいなら、そういう卓を立てればいい。

あなたがルール厳守の卓をやりたいなら、そう明言して募集すればいい。

それだけの話だ。

他の卓にわざわざ乗り込んでいって、「それは違う」と指摘する必要はない。

住み分けをしてほしい。

自分の好きなスタイルで遊べる場所を作ればいい。
他人の遊び方にケチをつける暇があるなら、自分の理想の卓を回した方が、よっぽど建設的だ。


6. 「歴史を知ること」と「歴史を振りかざすこと」は違う

誤解しないでほしい。

CoCの歴史を知ることは、悪いことじゃない。
昔のサプリメントを読むのも、楽しいことだ。

「昔はこういう遊び方もあったんだ」
「この版では、こういうルールだったんだ」

そういう知識を持つこと自体は、素晴らしい。

でも、それを他人に押し付けないでほしい。

歴史を知っていることと、それを「正しさ」として振りかざすことは、まったく別だ。

知識は、自分の中で楽しめばいい。
誰かに教えたいなら、相手が求めたときだけ教えればいい。

求められてもいないのに、「実際は…」と語り始めるのはただの自己満足であり、老害だ。


7. 老害にならないために

老害になる人の共通点は、こうだ。

でも、考えてみてほしい。

あなたが「昔は良かった」と思うその遊び方も、当時は「新しい遊び方」だったのかもしれない。

あなたが「正しい」と思っているそのルールも、誰かが「これでいこう」と決めただけかもしれない。

あなたが「教えてあげたい」と思っているその知識も、相手が求めていなければ、ただの雑音にしかならない。

時代は変わる。
文化は変わる。
主流は変わる。

それを受け入れられないなら、
あなたはもう、その文化の「外」にいるのかもしれない。


8. 変化を楽しんでほしい

TRPGの世界は、常に進化している。

新しいシステムが生まれ、
新しい遊び方が生まれ、
新しいプレイヤーが増えていく。

それは、素晴らしいことだ。

もしあなたがその変化についていけないなら、それはそれでいい。

自分の好きな遊び方を、自分の卓で続ければいい。

でも、新しい波を止めようとしないでほしい。

「昔はこうだった」と言ったところで、時代は戻らない。

変化を楽しんでほしい。
新しいものを受け入れてほしい。

それができないなら、せめて静かに見守っていてほしい。


最後に

CoCは、長い歴史を持つシステムだ。
だからこそ、いろんな遊び方が積み重なってきた。

それは、豊かさだ。

でも、その豊かさを「正しさ」で塗りつぶそうとする人がいる。

「本来はこうだった」
「実際はこうなんだよ」

そんな言葉で、今を楽しんでいる人たちの遊びを否定する。

それが、老害だ。

時代は変わる。
主流は変わる。
文化は、生き物だ。

あなたが愛した「昔のCoC」も、誰かが新しく作り上げた形だったはずだ。

だから、今を楽しんでいる人たちを、否定しないでほしい。

彼らもまた、CoCを愛している。
ただ、あなたとは違う形で。

それでいいじゃないか。


最終更新日:2025年12月11日