1. 緊張して当然。「何か言わなきゃ」と思わなくていい
「ロールプレイどうぞ」と言われた瞬間、
頭が真っ白になるのは、まったく普通のことです。
でも大丈夫。
“完璧なセリフ”じゃなくていい。
“何か言うこと”そのものが大事です。
2. 迷ったときに使える第一声のタイプ別ヒント
①【状況確認型】
その場の状況を“キャラとして”確認するセリフ。
- 「……ここが、現場か」
- 「ずいぶん静かだな。何かあったのか?」
- 「ん? あそこに誰かいるぞ」
→ 風景や周囲に触れることで、入りやすくなります。
②【感情吐露型】
キャラの気持ちをそのままセリフにする。
- 「……怖いな、正直」
- 「やっぱり、来なきゃよかったかも」
- 「わくわくしてきたぞ。こういうの、嫌いじゃないんだよね」
→ 飾らない本音から入ると自然に声が出やすいです。
③【相手への呼びかけ型】
仲間やNPCに話しかける形でスタート。
- 「おい、大丈夫か?」
- 「ねえ、これ……見覚えある?」
- 「次、どうする? 先に行く?」
→ 誰かに“投げかける”ことで会話が生まれます。
④【ぼそっと独り言型】
独白はハードルが低く、演出としても便利。
- 「……なんだ、この匂い」
- 「ああ、嫌な予感しかしない」
- 「またこんな場所か。懲りないな、俺も」
→ 無理に“会話”を始める必要はありません。語りかける相手がいなくてもいいのです。
3. 声に出すことで、キャラが動き出す
ロールプレイの第一声は、
「このキャラで喋ってみる」という実験の一歩目です。
- 上手くなくていい
- 短くていい
- 台詞じゃなくてもいい(「……」や「ふう」と息をつくでもOK)
大事なのは、「何も言わずに固まる」状態を抜けること。
その一歩を踏み出せば、
キャラの口が勝手に動き出す瞬間が、きっと来ます。
● 最後に
それでも出てこない時は、
無理しなくて大丈夫です。
「……少し考えます」とPL発言で言ってもOK。
あるいは、「ちょっと間を取るように立ち止まります」と描写でつなぐのも手です。
TRPGは舞台ではありません。
“いま出てこない感情”もまた、キャラの一部。
焦らず、慣れれば、
「ロールプレイどうぞ」が楽しみな時間にきっと変わっていきます。
投稿日:2025年5月8日
最終更新日:2025年5月8日
最終更新日:2025年5月8日