『声色』より『温度』を変える
11/24 2025
カテゴリー:演出・美学・語り口編
ChatPTによるこの記事の3行要約
- ロールプレイで必要なのは声真似ではなく、感情の「温度」を変える意識。
- 地声のままでも、トーン・速度・間を調整すれば、キャラの感情は十分に伝わる。
- 無理な演技より自然体の表現の方が、長く安定してキャラを生かせる。
1. 「声を作る」プレッシャー
TRPGを始めたばかりの人が、よくこう言う。
「声を作るの、苦手なんです……」
「キャラの声、出せないんです……」
気持ちは分かる。
リプレイ動画や配信を見ると、みんな声色を変えている。
低い声、高い声、がらがらした声。それを見て、「自分もやらなきゃ」と思う。
でも、声色を変える必要はない。
2. 声色じゃなく、温度を変える
大事なのは、声色じゃない。
温度だ。
明るい声、暗い声、弱々しい声、強い声。
声の「温度」を変えるだけで、キャラの感情は伝わる。
例えば、同じセリフでも、温度が違えば印象が変わる。
「大丈夫だよ」
明るいトーンで言えば、「心配ないよ!」という安心感。
暗いトーンで言えば、「大丈夫だと思うけど……」という不安感。
弱々しいトーンで言えば、「大丈夫だと、信じたい……」という願い。
声色は同じでも、温度が違えば、伝わるものが変わる。
3. 温度を変える、具体的なコツ
では、どうやって温度を変えるのか。
誰でもできる、簡単なコツがある。
明るい声のコツ
- テンションを上げて、少し大きめの声で話す
- 語尾を上げる
- 笑顔で話すイメージ
- 口角を上げると、自然と声が明るくなる
「大丈夫だよ!」
「任せて!」
「よし、行こう!」
暗い声のコツ
- テンションを落として、少し小さめの声で話す
- 語尾を下げる
- 視線を落とすイメージ
- 声のトーンが自然に低くなる
「……そうだな」
「……分からない」
「……もういいよ」
弱々しい声のコツ
- 声量を抑えて、ゆっくり話す
- 息を混ぜるように、少しかすれた感じで
- 語尾を弱く、消えるように
「大丈夫……だと思う……」
「ごめん……なさい……」
「もう……無理かも……」
強い声のコツ
- はっきりと、力強く話す
- 語尾を断定的に
- 胸を張るイメージ
- 声に芯を入れる感じ
「俺が、やる」
「信じろ」
「必ず、勝つ」
これらは全部、地声のままできる。
声色を変えなくても、トーンを変えるだけで、これだけ印象が変わる。
4. 「別人」にならなくていい
ここで大事なのは、別人にならなくていいということだ。
声優のように、まったく違う声を出す必要はない。
あなたの地声のまま、トーンを変えるだけでいい。
「自分の声の範囲内」で、温度を調整する。それで十分に伝わる。
むしろ、無理に声を作ろうとすると、こうなる。
- 声が続かない
- 喉が痛くなる
- 途中で地声に戻ってしまう
- ぎこちなくて不自然
自然体が、一番いい。
あなたの地声で、明るく言う。あなたの地声で、暗く言う。それだけで、キャラの感情は伝わる。
5. 「速度」と「間」も、温度の一部
温度を変えるとき、もう一つ使えるのが「速度」と「間」だ。
速度を変える
焦っているとき、興奮しているとき → 早口で話す
落ち着いているとき、悲しいとき → ゆっくり話す
「早く! 早く逃げるんだ!」(早口)
「……もう、疲れた……」(ゆっくり)
間を使う
重要なセリフの前に、少し沈黙を入れる。
それだけで、言葉の重みが増す。
「俺は……(間)……お前を、信じてる」
速度と間を使うだけでも、温度が変わる。
そして、これも地声のままできる。
6. 演技力がなくても、伝わる
「でも、演技力がないから……」
そう思う人もいるだろう。
大丈夫。
演技力がなくても、温度を変えるだけで感情は伝わる。
無理に声優のような演技をする必要はない。
プロのような声を出す必要もない。
あなたの地声のまま、トーンを変える。速度を変える。間を使う。
それだけで、キャラの感情は十分に伝わる。
むしろ、無理に声を作ろうとして失敗するより、自然体で温度を変える方が、ずっと説得力がある。
7. 温度で、キャラを演じ分ける
もし複数のキャラを動かす必要があるとき(GMがNPCを演じるときなど)も、温度で演じ分けられる。
- 重要なNPCは、落ち着いた低めのトーン
- 明るいNPCは、テンション高めのトーン
- 不安なNPCは、弱々しいトーン
声色は同じでも、トーンが違えば、別のキャラに聞こえる。
温度を使い分けるだけで、キャラは演じ分けられる。
最後に
声を作る必要はない。
声色を変える必要もない。
温度を変えればいい。
明るい声、暗い声、弱々しい声、強い声。
それだけで、キャラの感情は伝わる。
演技力がなくても、大丈夫。
地声のまま、トーンを変えるだけでいい。
温度を変えれば、キャラは生きる。
最終更新日:2025年11月24日

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