突然消える「リセット癖」の構造と対処法
11/26 2025
カテゴリー:その他・個人のこと/語りの間
ChatPTによるこの記事の3行要約
- 突然いなくなる行動は、気まぐれではなく、限界まで我慢した末の自己防衛反応として起きる。
- 問題は消えること自体より、「限界になるまで言葉にしなかった構造」にある。
- 早い段階で小さく不満や疲れを出せると、リセットは必要なくなる。
1. 突然、消える人がいる
ある日突然、卓から姿を消す人がいる。
昨日まで普通に遊んでいたのに、ある日を境にDiscordから退出していて、DMも既読無視。
SNSアカウントも消えていて、連絡が取れなくなる。
予定していたセッションの前日に、何の連絡もなく消える。
キャンペーンの途中で、突然いなくなる。
立ち上げたばかりの鯖から、前触れなく退出する。
これが、いわゆる「リセット癖」だ。
機械を初期化するように、人間関係も環境も、全部ゼロに戻してしまう。
そして、何事もなかったかのように、また別の場所で新しく始める。
TRPG界隈だけでなく、どの界隈でもこういう人は確実に存在する。
2. リセット癖の構造を理解する
リセット癖は、ただの「気分屋」とか「計画性がない」で片づけられる領域じゃない。
これは性格というより、ストレス処理のパターンが「破綻→断絶→初期化」に固定されてるタイプだ。
中間処理が苦手で、『負荷が溜まる→飛ぶ』というルートが最短で思い浮かんでしまう。
だから選択肢が極端になる。
- ゼロか100
- 継続か断絶
- 修正か削除 → 削除に偏る
「壊れそうだから捨てる」という、非常に『自分なりの合理性』に基づいた行動なのだ。
つまり、逃げてるわけではない。
ただ、逃げる以外の方法を知らない。
脆い構造で無理やり歩いてきた結果が、このパターンに行き着いている。
3. 本人も後悔はしている
リセット癖の人の多くは、後から自己嫌悪になる。
本人も「これはマズい」ってわかってはいる。
「またやってしまった…」とわかっている。
でも、その自己嫌悪すらしんどくて、更に断絶したくなるという悪循環が起きる。
「衝動的に消す → 後悔 → それを隠したくてさらに消す」
こういうループだ。
だから、「なんで学ばないの?」と責めても通じない。
本人は学んでる。でも、構造が変えられていないだけなんだ。
4. 理解できる、でも免罪符にはならない
「じゃあ、仕方ないってこと?」
「構造の問題だから、許すべきなの?」
それは違う。
思考回路は理解できる。
なぜそうなるのかも、なんとなくわかる。
でも、それがやっていい免罪符にはならない。
「しんどかったから」「構造が弱いから」は、理由にはなるが、言い訳にはならない。
周りに迷惑をかけているのは明白だ。
それは事実として、変わらない。
5. 被害を受けた側の話
リセット癖の人が突然消えると、残された側はこうなる。
予定が破綻する
- セッション当日にいきなり人数が足りなくなる
- キャンペーンが途中で止まる
- 企画していたイベントが開けなくなる
後処理が発生する
- 残ったメンバーで穴埋めをする
- 日程を再調整する
- 他の参加者に説明する
- 代わりの人を探す
心理的な負担がかかる
- 「自分が何かしたのかな…」と自責する
- 「またこういうことが起きるんじゃ…」と不安になる
- 卓全体の雰囲気が悪くなる
この「後始末の負担」が、強制的に発生する。
本人は「初期化」でリセットできても、周りはその後始末を全部背負う。
ここが一番の問題点だ。
6. 「単独リセット」と「巻き込みリセット」は別物
ここで整理しておきたい。
リセット癖には、2種類ある。
①:単独リセット
後腐れない状態で、一人でリセットする。
アカウントを消す、趣味を辞める、環境を変える。
これは、別に構わない。
誰にも迷惑をかけていないなら、それは個人の自由だ。
②:巻き込みリセット
約束や予定を立てた状態で、突然リセットする。
他人を巻き込んで、勝手に初期化する。
これは、かなり問題が大きい。
理由はシンプル。
責任を途中で放り出して、他人に後処理を押しつけているから。
これは「選択」じゃなく、「背信」だ。
7. 線引きはシンプルだ
整理すると、こうなる。
単独でリセット → 勝手にどうぞ
一人で消えて、一人で初期化する分には、誰も文句は言わない。
他人を巻き込んでリセット → NG
約束や予定を踏み倒す形でリセットされると、それは 「人間として信用できない」 という評価になる。
これは感情ではなく、判断だ。
同情はするが、信頼は置かない。
「理解はできるけど、賛同はしない」
そういうスタンスになる。
8. じゃあ、どうすればいいのか
ここからが本題。
もしあなたが、リセット癖の人の近くにいる場合、どう対処すればいいのか。
①:深入りしない
優しく接するのは構わない。
でも、自分の生活圏には入れない。
距離を取る。でも切り捨てるわけでもない。
ただ、一定の壁は置く。
②:重要な役割を任せない
こういう人を、何かの中核に置かない。
- 重要な約束を立てない
- 継続が前提の企画に誘わない
- 「この人がいないと成立しない」構造にしない
これは冷たいんじゃなく、リスク管理だ。
③:期待しない
「今度こそ大丈夫かも」と思わない。
構造が変わっていない限り、また同じことが起きる。
それを前提に接する。
期待しなければ、裏切られることもない。
9. 「でも、変われるんじゃ…?」
もちろん変わる人もいる。
でも、それは本人の努力と環境次第で、周りが期待して背負うものではない。
あなたが期待して待つ必要はない。
それは本人の問題であって、あなたの責任じゃないから。
「変わってくれるかも」と期待して、また裏切られて、また傷つく。
そのループに巻き込まれる必要はない。
変わるかどうかは本人の課題であって、あなたがそこに付き合い続ける義務はない。
10. TRPGという趣味の構造
TRPGは、リセット癖の人が混ざりやすい趣味だ。
なぜか?
- オンラインで気軽に参加できる
- アカウントを消せば簡単に消える
- 「別の卓に行けばいい」という選択肢がある
- 匿名性が高い
リセットのハードルが異常に低い。
だからこそ、TRPG界隈では「突然消える人」が後を絶たない。
私自身、過去に3回ほど目撃している。
これは構造上の問題であって、誰が悪いわけでもない。
ただ、そういう環境だという認識は持っておいた方がいい。
11. 被害に遭った人へ
もしあなたが、リセット癖の人に突然消えられて、困っているなら。
あなたは悪くない。
「自分が何かしたのかな…」と自責する必要はない。
リセット癖の人が消えるのは、あなたのせいじゃない。
本人の構造の問題だ。
だから、自分を責めないでほしい。
そして、その人をもう信頼の輪に入れないこと。
これは冷たいんじゃない。
自分を守るための、当然の判断だ。
12. リセット行動を取ってしまう人へ
もしあなたが、この記事を読んで「自分のことかもしれない」と思ったなら。
まず、気づけたこと自体が大きな一歩だ。
リセット行動は、悪意でやっているわけじゃないことは理解している。
ただ、結果的に周りを傷つけているのも事実だ。
もし変わりたいと思うのなら、
①予兆に気づく練習をする
「しんどい」「消えたい」と思った瞬間に、一度立ち止まる。 その場で行動せず、24時間待つ。
衝動的な決断の多くは、時間を置くことで変わる。
②中間の選択肢を探す
「全部続ける」か「全部やめる」だけじゃなく
- 一時的に休む
- 負荷を減らす
- 正直に「しんどい」と伝える
ゼロか100じゃない選択肢を、意識的に探してみる。
③消える前に一言伝える
完璧な説明じゃなくていい。
「ちょっと休みたい」
「しばらく参加できない」
それだけでも、周りの負担は大きく変わる。
④専門家の力を借りる
もしこのパターンが繰り返されているなら、カウンセラーや心療内科の力を借りることも検討してほしい。
ストレス処理のパターンは、一人で変えるのが難しい場合もある。
変わることは可能だ。
でもそれは、周りがどうにかするものではなく、あなた自身が選ぶもの。
最後に
リセット癖を持つ人は、悪意でやっているわけではない。
ただ、その構造が脆くて、結果的に他人を巻き込んでしまうことがある。
でも、その脆さで他人を傷つけているのは事実だ。
理由は理解できる。
でも、それは免罪符にはならない。
あなたは自分を守っていい。
距離を置いていい。
期待しなくていい。
それは、あなたが自分を守るための、正当な選択だ。
理解と信頼は別物だ。
その区別さえついていれば、必要以上に傷つくことはないだろう。
そして、もしあなた自身がリセット行動を取ってしまう側なら。
気づいたこと自体が変化の始まりだ。
完璧じゃなくていい。少しずつ、中間の選択肢を探してみてほしい。
最終更新日:2025年11月26日

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